お弁当が腐らないようにする工夫と食中毒にならないように気をつけるのは別のことなんです。
お弁当が腐っていないくても食中毒になってしまうことがあります。
例えばなんですが、牡蠣にあたった(食中毒になった)ということは聞いたことありませんか?
牡蠣は腐っていないけど、食中毒を起こしてしまったということになりますね。
いろいろな条件が重なってしまうと、食中毒を起こしてしまうかもしれません。
そうならないためにも、しっかり対策を取っていきましょう。
食中毒の原因や、対策を一緒にみていきましょう。
お弁当で食中毒にならないために、食中毒になる原因を知りましょう
冒頭にも言いましたが、食中毒でまず連想してしまうのが牡蠣なのは私だけでしょうか?
牡蠣にあたったという話を聞いた経験があるからかもしれません。
まずはなぜ食中毒になるかということを知っておかなければいけませんね。
牡蠣を例に挙げていますが、他の食品でも基本的には同じです。
食中毒をおこす菌が食品についていて、それを食べてしまったので菌に感染してしまい、
食中毒になってしまったということになりますね。
牡蠣からの感染が多いのはノロウイルスですが、他にも食中毒の原因になる菌があります。
食中毒の原因となる細菌
食中毒の原因となる細菌には、次のようなものがあります。
●腸炎ビブリオ
魚介類(とくに刺身)に多い。低温と真水に弱い。
増殖スピードが速い。
15分程度の加熱で死滅する。
●サルモネラ属菌
鶏卵や食肉が原因となりやすい。
生卵や加熱の不十分な卵料理には、注意が必要。
75℃で1分程度加熱することで菌は死滅する。
●カンピロバクター
鶏肉が原因となりやすい。
低温に弱いので、食品は冷蔵保存すると菌は死滅する。
感染力が強いため、少数の菌でも食中毒を起こす可能性がある。
●黄色ブドウ球菌
人の皮膚などに付着する。
化膿した傷口に多くみられ、ケガをした手で調理した時、食品にうつることもある。
先ほどのノロウイルスは
アルコール消毒や熱に対する抵抗力がある。
消毒には85℃以上の熱湯で1分間殺菌するか、次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用する
感染力が非常に強い。
他にも、食中毒をまねく菌はありますが、代表的なものを挙げました。
これらの菌が食べ物と一緒に体に入り、菌が感染してしまい、食中毒をおこしてしまう。
ということになりますね。
人の体には免疫があるので、菌がついた食べ物を食べても必ず食中毒になるわけではないですが、
体調が悪かったり、疲労が溜まっていたりして、免疫力が弱っていると食中毒を起こす可能性が上がってしまいます。
夏のお弁当は食中毒のリスクが上がる?
夏は気温も上がり、菌や微生物の活動が活発になります。
夏場は、食べ物が腐る時間も冬場に比べて短くなりますよね?
これは、食品が腐る原因になる菌や微生物の活動が活発になるからなんです。
食中毒の原因になる菌も、冬場に比べて活動が活発になり菌が増えて感染するリスクも増えてしまいます。
ちゃんと対策をすれば菌が増殖するリスクも抑えられるので、夏場はしっかり対策をして食中毒の原因菌が増えないようにしましょう。
夏のお弁当は食中毒の対策はお弁当のご飯やおかずだけではない?
夏場のお弁当はいろいろと気を使ってしまいますね。
食品も腐りやすい季節なので、食材や調理の仕方も考えてしまいます。
おかずやご飯の扱いも気にしなければいけませんが、
お弁当箱は大丈夫ですか?
お弁当箱は当然洗うと思うのですが、ちゃんとパッキン(お弁当箱のフタについている水漏れしないようにするためのシリコンなどでできているもの)を外して洗っていますか?
お弁当箱のフタとパッキンの間には汚れが溜まりやすく、
また、ちゃんと外してあげないと洗いづらいですね。
最近の洗剤は除菌も同時にできるタイプのものも多いですが、
しっかり除菌するには、消毒剤につけておくことも必要になります。
お弁当箱はしっかり洗った後は、しっかり乾燥させるのも大事です。
まとめ
食中毒の原因は、食中毒の原因菌がいるため、原因菌に感染しないように気をつけなければいけませんね!
夏場は気温も上がり、食中毒の原因菌も活発になるので食中毒のリスクも上がってしまいます。
食中毒の対策はお弁当のご飯やおかずだけでなく、お弁当箱を清潔に保つことも大事です
食中毒はツラいですね!しっかり対策をして食中毒が起こらないように気をつけましょう。