出産という大きな転機を迎え、
毎日が更に忙しく、新鮮に思える日々をお過ごしのお母さんお父さん!
喜びもつかの間、赤ちゃんのお世話で頭を抱える問題が…そう、夜泣きですよね。
「産院で過ごしていた時から泣きっぱなし」
「知り合いの子は新生児から夜泣きなし、うちの子だけ?」
「睡眠不足で夫婦とも倒れそう」
赤ちゃんの夜泣きにより体力的にも精神的にも良くない状態が続いてしまいます。
赤ちゃんの夜泣きというのは、一般には「理由がはっきりしないもの」と言われていますが、その多くにはちゃんと理由があります。
なぜ夜泣きするのか?
いつまで続くものなのか?
夜泣きせず長く眠ってくれるようにするにはどうすればいいかの対処法をご紹介していきます。
赤ちゃんの夜泣きの理由は何?
昼夜の区別がない新生児の頃の原因としては、
お腹が空いた、おむつが濡れている、暑い、寒い、痒いといった基本的な不快症状がほとんどです。
少しずつ昼夜の区別がついてくる生後3カ月頃の原因は、不快症状に加え、興奮、不安、母親の精神状態などが挙げられます。
一歳前後の原因は、授乳をしている子だとお腹が空いて起きる、ということが習慣になっている場合もあります。
いずれにしても、赤ちゃんは泣くことでしか訴えることができないので、お母さんお父さんはあらゆる理由を考えなければいけません。
赤ちゃんの夜泣きはいつまで続くの?
個人差が激しく、一概に「いつまで」と断言できないのも夜泣きの難しいところです。
昼夜の区別がついてくる生後3カ月頃から次第に夜まとまって寝るようになり、一歳前後で一人歩き出来るようになると、更に長く寝るようになるようです。
○○カ月の時に、急に長く寝るようになった!という例もありますが、
その反面、長いと2歳くらいまで続く子もいます。
新生児のうちはウルトラディアンリズムといって、昼夜無関係に眠ったり起きたりするのが基本です。産まれた時から夜もぐっすりという子も稀にいますが、大体はこのリズムです。
それから一時間ずつズレていくフリーランを経て、日周期の生体リズムのサーカディアンリズム(約24時間周期で変動する生理現象、体内時計)となります。
大人でも眠れない夜があったりしますから、眠ることに慣れていない赤ちゃんにとっても練習期間は必要なんですね。
赤ちゃんが夜泣きしないようにするには?
まずは、あらゆる不快症状を取り除いてあげることです。
お腹を満たしてあげる
おむつは常に清潔な状態に保つ、
快適な室温(夏なら25〜28℃、冬なら18〜22℃)にしましょう。赤ちゃんは体温調節がまだ未熟なので、気温に敏感です。
肌に直接触れる部分に付いた衣服のタグ、髪の毛が付着していないかチェックしましょう。
次に、産まれたその日から生活リズムを整えてあげましょう。
朝の光は必ず決まった時間に浴びさせましょう。
興奮を抑えるために、お風呂は38〜40℃のぬるめのお湯で就寝前1時間前に入るようにし、
就寝前から部屋の照明は落として、寝室は真っ暗にしましょう。
例え豆電球の明かりであっても、光があると体内時計を狂わせてしまいます。
お昼寝は、月齢に合わせて適した回数と時間を取ると良いです。
何より、寝る前はゆったりと接してあげることです。
月齢別睡眠時間・お昼寝回数の目安は
<時間>16~18時間程度
<時間>午前中に1時間、午後に2~3時間、夕方は1時間程度
<時間>午前に1時間、午後に2~3時間程度
<時間>午前に1時間、午後に2時間程度
<時間>午前に30分程度、午後に2時間程度
他の有効な方法を挙げると、
生後5、6カ月以降ならば、ネンネトレーニングというのを試してみるのもいいかもしれません。
ネンネトレーニング・・・抱っこして寝かせたり、添い乳して寝かせたり、そういったことをやめて一人で寝られるようにするトレーニング
生後6〜8カ月前後ならば、夜断乳という手もあります。
おっぱいを飲まずに寝る方法をおぼえるので、夜中におっぱいが欲しくて泣くということがなくなると言われています。
まとめ
赤ちゃんは色々な要因で夜泣きをするものですが、あらゆる手を尽くしてもダメなときは、
辛いですが赤ちゃんのときだけと割りきり、周りに助けをもらい、素敵な子育てをして下さい。