これからの梅雨の時期の悩みといえば、洗濯物が全然乾いてくれない。
また、生乾きで嫌な匂いがする。生乾き臭がすると、気分まで湿ってしまいますね。
洗濯物を早く乾かす為の工夫や、生乾き臭を抑える方法をみていきましょう。
洗濯物が乾きにくい冬の時期にも使えますよ!
洗濯物を早く乾かす方法の前に、なぜ梅雨の時期に洗濯物が乾きづらいのか?
梅雨の時期に洗濯物が乾きづらい。生活をしていれば、なんとなくわかっていても、なぜ乾きづらいのか?
このことをちゃんと知っていると、洗濯物を乾かす時に役に立つかもしれません。
梅雨の時期は、湿度が高いというのはわかりますね?湿度が高いと乾きづらい理由があります。
飽和水蒸気量というのを聞いたことがありませんか?中学校の理科の授業で習った記憶があると思います。
飽和水蒸気量とは1m3の空間に存在できる水蒸気の質量をgで表したものですが、この容量を越えると水が気化できないということですね。(気温30℃の場合は30.3g)
例えば、湿度100%だと、空気中にそれ以上水分(水蒸気)を含むことができない状態になっているということですね。
梅雨の時期ともなると、気温は高いのに洗濯物がなかなか乾いてくれない理由はここにあります。
気温が高ければ、洗濯物の水分は蒸発しやすいですが、湿度が高いと湿気がいつまでも洗濯物に残ってしまいます。
特に部屋干しの場合は、空気の循環がなく洗濯物の周りの空気がいつまでも残ってしまいがちです。
実際の湿度よりも、洗濯物の周りの湿度は高くなってしまうため、部屋干しをすると乾きづらいということですね。
洗濯物を早く乾かすには、この湿度を下げてあげるのが大事になってきますね。
洗濯物を早く乾かす方法は?部屋干しでの工夫!
洗濯物を早く乾かすには、湿度を下げればいいということがわかりましたが、実際どうすればいいのか?ということですが、乾きづらい理由を取り除くためにできる工夫をみていきましょう。
扇風機を使う理由は、洗濯物や洗濯物の周りの空気を循環するために使います。
部屋干しだと、外で干す場合と違って空気が流れてくれません。
洗濯物や洗濯物の周りの湿度を下げるために扇風機で空気の流れを作って、一箇所に湿度がたまらないようにしてあげるためです。
洗濯物同士の間隔が狭いと、湿気の逃げ場所が少なくなってしまうため、可能な限り広げてあげましょう。
湿度を下げてあげれば、洗濯物から気化できる水分が増えます。
実際に梅雨の時期や雨の日に除湿機を使っていますが、びっくりするくらいタンクに水が溜まります。
タンクの水の量を見ると、洗濯物が乾きづらいのも納得です。
最近のユニットバスには、浴室を乾燥させる機能がついてるものが多く、その機能を使ってあげると洗濯物もよく乾きます。
洗濯物同士の間隔を広げてあげるのも大事ですが、服には前と後ろがありますね。それを広げてあげると乾くのも早くなります。特に乾きづらいジーパンでやると効果がよくわかりますよ。
このような方法がありますが、併せてやるとより洗濯物が早く乾かせます。
洗濯物の生乾き臭を抑える対策は?
梅雨の時期に洗濯物がなかなか乾いてくれないという悩みのほかに、生乾き臭が出てしまうことがありますね。
生乾き臭は、あの何とも言えない嫌な臭い。他人の服から臭いがしても気になりますし、自分の服からあの臭いが出ていると思うとなんとも悲しい気持ちになります。
そもそも、生乾き臭はなんで出るのか?梅雨の時期になると生乾き臭が出ることが多くなるのはなぜなのか?と疑問がでてきますね。
生乾き臭を言うくらいですから、洗濯物が完全に乾ききっていないときに出る臭いというのが想像できますね。
洗濯物が乾かないとなんで臭うの?ということになりますね。
梅雨の時期の洗濯物は雑菌が繁殖しやすい環境が整っています。
その雑菌の中でモラクセラ菌という菌が増殖して、モラクセラ菌が排泄物を出すことによって洗濯物が臭ってしまうという仕組みです。
いざ、言葉にしてみて見ると菌の排泄物って、嫌なものですね・・・
雑巾が臭うのも、同じモラクセラ菌の増殖によってですので、同じ臭いということになりますね。
洗濯物の生乾き臭を抑えるには、このモラクセラ菌を増殖させないために、除菌してやる必要があります。
よく晴れた日に、お日様の下で洗濯物を干してやれば、日光によって菌は除菌されるので生乾き臭はしませんが、梅雨の時期はどうしても部屋干しが多くなってしまいますね。
部屋干しの時には、洗濯物を乾かしている間に除菌というのは難しいので、洗濯をしている時に除菌して菌を残さないようにすればいいということになりますね。
部屋干しトップや、アタックNEO抗菌EX Wパワーなどが部屋干し用洗剤として、抗菌作用のある洗剤として売り出されていますね。
酸素系の漂白剤は、除菌・殺菌作用があり原因菌を除菌するのには効果的で、塩素系の漂白剤と違い柄物にも使えます。
洗濯機に水が溜まるくらいのタイミングで入れるだけです。量は水50リットルに対して50ccくらい。
お酢は殺菌作用の他にも脱臭効果も期待できます。おすすめは竹酢ですが、竹酢は匂いがかなり強いです。しっかり乾かせばお酢の匂いは取れますが、梅雨などの時期は洗濯物が乾きづらいので、少々匂いが残るかもしれません。
洗濯の仕方で原因菌のモラクセラ菌もだいぶ抑えれますのでぜひ試してみてください。
雑菌を繁殖させないためにも、洗濯したらすぐに乾かしましょう。洗濯機の中に洗濯物を長時間放置させるのは菌の増殖の原因にもなるので洗濯が終わったらすぐに干しましょう。
まとめ
梅雨の時期に洗濯物が乾きづらいのかは、空気中に水分が多く洗濯物の水分が蒸発しづらいことがわかりましたね。
洗濯物を早く乾かすには、洗濯物から水分が蒸発しやすい環境を作ってやればいいということですね。
洗濯物がなかなか乾かないという悩みの他にも梅雨には生乾き臭が出やすいといった悩みがついてまわりますね。洗剤や漂白剤、お酢などで原因菌を抑える工夫をしてあげましょう。